登録済みRCTは未登録RCTより肯定的な研究結果が少ないか:資金源別の検討

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2017-03-14 | DOI:10.1136/bmj.j917

📄 原題:Association between trial registration and positive study findings: cross sectional study (Epidemiological Study of Randomized Trials-ESORT).

🔗 PubMed:PMID: 28292744

【背景】

無作為化比較試験(RCT)の事前登録は、結果の選択的報告などの出版バイアスを減らすために重要とされています。しかし、登録されたRCTが、登録されていないRCTと比較して、肯定的な研究結果を報告する可能性が低いかどうかは不明でした。本研究では、この関連性を資金源別に評価しました。

【結果】

2012年12月に出版されたRCT1122報のうち、593報(52.9%)が登録済みでした。登録済みRCTは、未登録RCTと比較して、肯定的な研究結果がわずかに少ない傾向にありました(調整リスク比0.87、95%信頼区間0.78〜0.98)。この傾向は、非産業界資金の試験でより顕著でしたが、全体的に推定値の精度は低いものでした。

【臨床へのインパクト】

本研究の結果は、RCTの登録自体が、肯定的な研究結果の報告を劇的に減少させるわけではないことを示唆しています。これは、登録の目的である出版バイアス抑制の効果が限定的である可能性を示唆し、臨床医が論文を評価する際に、登録の有無だけでなく、他のバイアス要因も考慮する必要があることを示唆します。特に、資金源による影響は不明確であり、さらなる検証が必要です。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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