脂肪組織由来「幹細胞」硝子体注射によるAMD患者の重度両眼視力低下事例
【背景】
米国などで脂肪組織由来「幹細胞」を用いた治療が様々な疾患に利用されている。加齢黄斑変性(AMD)に対する同治療の安全性と有効性は確立されておらず、本報告では、この治療を受けた患者の視力低下事例を評価した。
【結果】
3人のAMD患者が、脂肪組織由来「幹細胞」の硝子体注射後、重度の両眼視力低下を経験した。注射前の視力は20/30~20/200であったが、注射1年後には20/200~光覚なしに悪化した。視力低下は眼圧上昇、出血性網膜症、硝子体出血、網膜剥離、水晶体脱臼と関連していた。
【臨床へのインパクト】
加齢黄斑変性に対する脂肪組織由来「幹細胞」の硝子体注射は、重篤な眼合併症を引き起こし、不可逆的な視力低下を招く可能性がある。未承認の「幹細胞」治療を検討している患者に対し、臨床医は本治療の安全性に関するエビデンスが不足していること、および重篤な有害事象のリスクを十分に説明し、注意喚起する必要がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
