乳製品摂取と血圧・高血圧リスクの因果関係をメンデルランダム化で検証、観察研究の逆相関は非支持
【背景】
従来の観察研究では、乳製品摂取量が多いほど収縮期血圧が低く、高血圧リスクも低いという逆相関が示唆されていました。しかし、この関連が因果関係であるかは不明であり、本研究ではその因果性を検証しました。
【結果】
乳糖分解酵素持続性に関連する遺伝子多型(rs4988235)を操作変数として用いたメンデルランダム化分析では、遺伝的に決定された乳製品摂取量と収縮期血圧(β=1.35 mmHg/日、95%CI -0.28~2.97)または高血圧リスク(OR 1.04、95%CI 0.88~1.24)との関連は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
観察研究で示唆されていた乳製品摂取と血圧低下の関連は、遺伝的要因を用いた因果関係の検証では支持されませんでした。この結果は、乳製品摂取を積極的に推奨することで血圧管理を行うという現在の診療ガイドラインや患者指導の見直しに繋がる可能性があります。ただし、本研究は乳製品摂取と血圧の因果関係を否定するものであり、乳製品の他の健康効果を否定するものではありません。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
