消化器外科術後の嘔吐抑制に術前デキサメタゾン単回投与は有効、有害事象増なし
【背景】
消化器外科手術後の悪心嘔吐(PONV)は患者の苦痛を増し、回復を遅らせる要因です。術前デキサメタゾンの単回投与がPONVを軽減し、回復を早めるかを検証するため、本研究が実施されました。
【結果】
術後24時間以内の嘔吐発生率は、デキサメタゾン群で25.5%、標準治療群で33.0%でした(NNT 13, 95%CI 5-22, P=0.003)。追加制吐剤の使用もデキサメタゾン群で39.3%、標準治療群で51.9%と有意に減少しました(NNT 8, 95%CI 5-11, P<0.001)。有害事象の増加は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
消化器外科手術において、麻酔導入時のデキサメタゾン8mg単回静脈内投与は、術後24時間の嘔吐発生率と72時間までの追加制吐剤使用を安全に減少させることが示されました。これにより、PONV管理の標準治療にデキサメタゾンが追加され、患者の術後回復の質の向上が期待されます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
