大腸内視鏡後の大腸がん、黒人高齢者で高リスク、内視鏡医の質だけでは説明できず
【背景】
米国では大腸がんの3〜8%が「間隔大腸がん」であり、人種・民族によるデータは少ない。本研究は、メディケア患者における間隔大腸がんのリスクが人種・民族によって異なるか、またその差が内視鏡医のポリープ発見率(PDR)の違いで説明できるかを検証した。
【結果】
追跡期間中に2735例の間隔大腸がんが確認された。黒人患者は白人患者と比較して間隔大腸がんのリスクが有意に高かった(HR 1.31, 95%CI 1.13-1.51)。特に直腸(HR 1.70, 95%CI 1.25-2.31)と遠位結腸(HR 1.45, 95%CI 1.00-2.11)で差が顕著だった。PDRで調整してもこの人種差は変わらなかった。
【臨床へのインパクト】
日本では人種差は考慮されないが、高齢者の大腸がん検診において、内視鏡後の間隔大腸がんのリスク評価は重要である。特に遠位結腸や直腸のがんを見逃さないための工夫が必要かもしれない。PDRが高い医師でも人種差が認められた点は、内視鏡医の質以外の要因、例えば患者側の生物学的要因や社会経済的要因の関与を示唆する可能性があり、今後の研究が待たれる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
