妊娠初期の炭酸リチウム使用、心奇形リスク上昇も従来の想定よりは低率

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2017-06-08 | DOI:10.1056/NEJMoa1612222

📄 原題:Lithium Use in Pregnancy and the Risk of Cardiac Malformations.

🔗 PubMed:PMID: 28591541

【背景】

妊娠初期の炭酸リチウム曝露はエブスタイン奇形を含む先天性心奇形のリスクを著しく上昇させると懸念されてきたが、データは矛盾しており限定的だった。本研究は大規模コホートでその関連を再評価した。

【結果】

炭酸リチウム曝露群の心奇形発生率は2.41%で、非曝露群の1.15%に比べ調整リスク比は1.65(95%CI 1.02-2.68)だった。特に900mg超の投与量でリスク比は3.22(95%CI 1.47-7.02)と高かった。エブスタイン奇形を含む右室流出路閉塞性欠損のリスク比は2.66(95%CI 1.00-7.06)だった。

【臨床へのインパクト】

妊娠初期の炭酸リチウム使用は心奇形リスクを上昇させるが、その影響は従来考えられていたよりも小さい可能性が示唆された。しかし、用量依存的なリスク上昇が認められたため、妊娠可能な女性への処方では、治療上の必要性とリスクを慎重に検討し、可能な限り低用量での維持を考慮する必要があるだろう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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