高齢者抗血小板薬服用中の出血リスク、重症度、PPI併用効果をリアルワールドで検証
【背景】
虚血性血管イベント後の抗血小板薬長期服用は推奨されるが、主要試験は75歳未満が中心。上部消化管出血は重篤な合併症だが、PPI併用は普及せず、ガイドラインも不一致。全年齢層における抗血小板薬による出血リスク、経過、転帰を評価する必要があった。
【結果】
3166例(75歳以上50%)を追跡し、405例で初回出血イベントが発生。非主要出血は年齢と無関係だったが、主要出血は年齢とともに急増(75歳以上HR 3.10, 95%CI 2.27-4.24)。特に致死性出血は増加(HR 5.53)。75歳以上では、上部消化管出血が致死的・障害を残す場合が多く、5年間のPPI併用によるNNTは85歳以上で25に低下した。
【臨床へのインパクト】
75歳以上の抗血小板薬服用患者では、主要出血、特に致死的・障害を残す上部消化管出血のリスクが、過去の試験結果よりも実臨床で高く、長期にわたって持続することが示された。75歳以上では主要出血の半数が上部消化管出血であり、PPIのルーチン併用によるNNTが低いため、PPIの積極的な併用処方を検討すべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

