メディカルホーム導入でアクセス改善も救急受診・入院・医療費増加、米国の地域医療センター

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2017-07-20 | DOI:10.1056/NEJMsa1616041

📄 原題:Implementation of Medical Homes in Federally Qualified Health Centers.

🔗 PubMed:PMID: 28636834

【背景】

米国では、プライマリケアのアクセス・継続性・連携を改善する「メディカルホーム」の導入が進む。連邦政府管轄の地域医療センター(FQHC)におけるメディカルホーム導入が、医療利用、質、患者経験、医療費に与える影響を検証した。

【結果】

メディカルホーム導入群の70%が最高レベルの認定を受け、対照群の11%と比較して有意に高かった。FQHCへの受診数は両群で減少したが、導入群では対照群より減少幅が小さく、年間1000人あたり83件の相対的増加(P<0.001)を認めた。しかし、救急外来受診は年間1000人あたり30.3件の増加(P<0.001)、入院は5.7件の増加(P=0.02)、Medicare Part B医療費は年間1人あたり37ドルの増加(P=0.02)が認められた。

【臨床へのインパクト】

メディカルホーム導入は、FQHCへのアクセス改善を示唆する一方で、救急外来受診や入院、医療費の増加と関連していた。これは、プライマリケアへのアクセス改善が必ずしも医療費抑制や高次医療機関への受診抑制につながらない可能性を示唆しており、日本における地域包括ケアシステムや「かかりつけ医」機能の強化を検討する上でも、医療費や救急医療への影響を慎重に評価する必要がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

上部へスクロール