高齢者における組換えインフルエンザワクチンと標準卵培養ワクチンの有効性比較

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2017-06-22 | DOI:10.1056/NEJMoa1608862

📄 原題:Efficacy of Recombinant Influenza Vaccine in Adults 50 Years of Age or Older.

🔗 PubMed:PMID: 28636855

【背景】

季節性インフルエンザ対策には改良型ワクチンの開発が不可欠である。2014-2015年シーズンはA/H3N2型が流行し、既存ワクチンの効果が低下したため、高齢者における組換えインフルエンザワクチン(RIV4)と標準用量卵培養不活化ワクチン(IIV4)の有効性を比較する目的で本研究が実施された。

【結果】

9003人が登録され、RIV4群とIIV4群に無作為に割り付けられた。主要評価項目であるRT-PCR確定インフルエンザ様疾患の発症率は、RIV4群2.2%(96/4303人)、IIV4群3.2%(138/4301人)であった。RIV4はIIV4と比較して、インフルエンザ様疾患の発症確率を30%低下させた(95%CI: 10〜47, P=0.006)。両ワクチンの安全性プロファイルは類似していた。

【臨床へのインパクト】

本研究は、高齢者においてRIV4が標準用量IIV4よりもRT-PCR確定インフルエンザ様疾患に対して優れた防御効果を示すことを明らかにした。特に、ワクチンと流行株の抗原性ミスマッチが生じたシーズンにおいてRIV4の優位性が示されたことは重要である。今後の高齢者インフルエンザワクチン接種戦略において、RIV4がより有効な選択肢の一つとして考慮される可能性があり、臨床現場でのワクチン選択に影響を与える可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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