妊娠中の抗うつ薬使用と児の自閉スペクトラム症リスク、混同因子だけでは説明できない可能性

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2017-07-19 | DOI:10.1136/bmj.j2811

📄 原題:Antidepressants during pregnancy and autism in offspring: population based cohort study.

🔗 PubMed:PMID: 28724519

【背景】

妊娠中の抗うつ薬使用が児の自閉スペクトラム症(ASD)リスクを上昇させる可能性が指摘されていましたが、精神疾患自体がリスク因子であるため、抗うつ薬の影響を正確に評価することが課題でした。本研究は、この関連性を詳細に検討しました。

【結果】

妊娠中に抗うつ薬を服用した母親の児におけるASD有病率は4.1%(n=136)でした。精神疾患があり抗うつ薬非服用母親の児では2.9%(n=353)であり、調整オッズ比は1.45(95%CI 1.13-1.85)でした。このリスク上昇は知的障害を伴わないASDに限られました。

【臨床へのインパクト】

妊娠中の抗うつ薬使用と児のASD、特に知的障害を伴わないASDとの関連は、混同因子だけでは説明できない可能性が示唆されました。しかし、ASDの絶対リスクは小さく、仮に全ての妊婦が抗うつ薬を服用しなかったとしても、予防できる症例数は少ないと考えられます。本結果は、妊娠中の抗うつ薬処方に関する患者との意思決定支援に役立つ情報となり得ます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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