乳癌センチネルリンパ節転移1-2個、腋窩郭清省略の10年OSは非劣性
【背景】
乳癌のセンチネルリンパ節転移が1~2個の場合、腋窩郭清を省略できるか検討したACOSOG Z0011試験は、これまで追跡期間中央値6.3年で報告されていました。ホルモン感受性乳癌が多いことから、晩期再発を考慮し、より長期の追跡が必要とされていました。
【結果】
臨床T1/T2、触知可能な腋窩リンパ節腫脹なし、センチネルリンパ節転移1~2個の乳癌患者891人を対象に、センチネルリンパ節生検単独群と腋窩郭清群を比較。追跡期間中央値9.3年で、10年全生存率は単独群86.3%、郭清群83.6%(HR 0.85、片側95%CI 0-1.16)で非劣性が示されました(非劣性P=0.02)。
【臨床へのインパクト】
臨床T1/T2、触知可能な腋窩リンパ節腫脹がなく、センチネルリンパ節転移が1~2個の乳癌患者において、腋窩郭清を省略しても10年全生存率に劣らないことが示されました。この結果は、当該患者群における腋窩郭清のルーチンな実施を支持しないものであり、日本の臨床現場でも腋窩郭清の適応をさらに慎重に検討する根拠となり得ます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
