造影剤使用時の腎障害予防、重炭酸ナトリウムとアセチルシステインに効果なし
【背景】
造影剤使用後の急性腎障害(AKI)予防として、重炭酸ナトリウム静注とアセチルシステイン経口投与が広く用いられているが、その有効性は確立されていなかった。本研究は、腎合併症リスクの高い患者を対象に、これらの効果を検証した。
【結果】
5177例を対象とした2×2要因計画試験の結果、主要評価項目(90日時点での死亡、透析導入、血清クレアチニン50%以上持続増加の複合)において、重炭酸ナトリウム群と生理食塩水群で有意差なし(オッズ比 0.93, 95%CI 0.72-1.22, P=0.62)。アセチルシステイン群とプラセボ群でも有意差なし(オッズ比 1.02, 95%CI 0.78-1.33, P=0.88)。
【臨床へのインパクト】
腎合併症リスクの高い患者における造影剤使用後のAKI予防として、重炭酸ナトリウム静注およびアセチルシステイン経口投与は、90日時点での腎機能悪化、死亡、透析導入の複合アウトカム、または造影剤関連AKIのいずれも予防しないことが示された。本結果は、これらの薬剤のルーチン使用を見直す根拠となり、より有効な予防戦略の検討を促す可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

