安定冠動脈疾患患者へのリバーロキサバン併用は心血管イベントを減少させるが、出血リスクは増加する
【背景】
安定冠動脈疾患は世界的に罹病率と死亡率の主要な原因であり、血小板と凝固因子の活性化を伴う血栓性イベントに起因する。第Xa因子阻害薬とアスピリンはそれぞれ血栓性イベントを減少させるが、安定冠動脈疾患患者における併用療法や単剤比較はこれまで十分に検討されていなかった。
【結果】
リバーロキサバン2.5mg 1日2回とアスピリン100mg 1日1回の併用は、アスピリン単独と比較して主要複合心血管イベント(心筋梗塞、脳卒中、心血管死)を26%減少させた(HR 0.74, 95% CI 0.65-0.86, p<0.0001)。しかし、大出血イベントはアスピリン単独と比較して1.66倍増加した(HR 1.66, 95% CI 1.37-2.03, p<0.0001)。リバーロキサバン単独療法はアスピリン単独と比較して主要複合心血管イベントを有意に改善しなかった。
【臨床へのインパクト】
安定冠動脈疾患患者において、アスピリンに低用量リバーロキサバンを追加することで、心筋梗塞、脳卒中、心血管死を含む主要な血管イベントを大幅に減少させ、死亡率も23%低下する可能性がある。ただし、消化管出血を中心とした大出血リスクの増加を考慮する必要がある。個々の患者の血栓リスクと出血リスクを慎重に評価した上で、治療選択肢の一つとして考慮される可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

