1型糖尿病親族への経口インスリン投与、発症予防効果は限定的
【背景】
1型糖尿病は生活習慣に大きな影響を与え、罹患率・死亡率を増加させる。その発症を予防または遅延させることは、臨床上重要な意義を持つ。本研究では、1型糖尿病患者の自己抗体陽性親族において、経口インスリンが発症を遅らせるか検証した。
【結果】
主要解析対象群(389名)では、経口インスリン群(203名)の28.5%、プラセボ群(186名)の33%で糖尿病が発症したが、発症までの期間に有意差はなかった(HR 0.87; 95% CI 0-1.2; P=0.21)。ただし、インスリン初期分泌が低いサブグループでは、経口インスリン群で有意に発症が遅延した(HR 0.45; 95% CI 0-0.82; P=0.006)。
【臨床へのインパクト】
自己抗体陽性で1型糖尿病親族である患者に対し、7.5 mg/日の経口インスリン投与は、全体として2.7年間の追跡期間で1型糖尿病の発症を遅延または予防する効果は示されなかった。この結果は、本研究で用いられた経口インスリンによる糖尿病予防を支持しない。ただし、インスリン初期分泌が低い一部の患者層では効果が示唆された。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

