英国400万人調査:心不全発症率は低下も患者数は増加、社会経済格差が顕著

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2018-02-10 | DOI:10.1016/S0140-6736(17)32520-5

📄 原題:Temporal trends and patterns in heart failure incidence: a population-based study of 4 million individuals.

🔗 PubMed:PMID: 29174292

【背景】

心不全の資源計画や研究優先順位付けには、大規模かつ現代的な地域住民ベースの発症率データが不可欠ですが、現在のエビデンスは不足しています。本研究では、英国の一般住民コホートにおける心不全の発症率と有病率の経時的変化を評価しました。

【結果】

2002年から2014年にかけ、心不全の標準化発症率は7%減少しました(358→332/10万人年、調整発症率比0.93、95%CI 0.91-0.94)。しかし、新規診断心不全患者の絶対数は12%増加し、有病患者の絶対数は23%増加しました。初診時年齢と併存疾患数も増加し、社会経済的に恵まれない層はより若年で発症し、併存疾患も多いことが示されました。

【臨床へのインパクト】

英国では標準化発症率は低下しているものの、高齢化と人口増加により心不全患者の絶対数は増加の一途を辿っており、その負担は主要ながん4種を合わせたものと同等レベルに達しています。社会経済的な格差が発症率と発症年齢に明確に現れており、これは予防可能な心不全の側面を示唆しています。日本においても同様の傾向が推測され、心不全の予防戦略や医療資源配分において、社会経済的要因を考慮したアプローチの重要性が示唆されます。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

PROFESSOR'S ROUND

現場のプロが選ぶ、
特別な1着を。

洗練されたデザインと最高の機能性を両立した白衣専門店。

公式サイトを見る >
プロフェッサーズラウンドの白衣
上部へスクロール