静脈性下腿潰瘍の治癒に低用量アスピリンは効果なし、プラセボ対照比較試験
【背景】
静脈性下腿潰瘍は難治性で患者のQOLを著しく低下させる。アスピリンには血小板凝集抑制作用や抗炎症作用があり、静脈性下腿潰瘍の治癒促進に寄与する可能性が示唆されていたが、明確なエビデンスは不足していた。
【結果】
アスピリン群とプラセボ群で、主要アウトカムである「参照潰瘍の完全治癒までの日数」の中央値はそれぞれ77日と69日であった(ハザード比0.85、95%CI 0.64-1.13、P=0.25)。また、試験終了時点での治癒割合はアスピリン群70%、プラセボ群80%であり、有意な差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、静脈性下腿潰瘍に対する標準治療である圧迫療法への補助療法として、低用量アスピリンをルーチンに用いることを支持しない。現時点では、静脈性下腿潰瘍の治癒促進を目的とした低用量アスピリンの処方は見送るべきであり、標準的な圧迫療法を継続することが重要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
