妊婦へのビタミンD補充、現時点のエビデンスは不十分、BMJシステマティックレビュー
【背景】
妊娠中のビタミンD補充は、母体と新生児の様々なアウトカムに影響を与える可能性が示唆されています。しかし、その効果に関するエビデンスの質と量にはばらつきがあり、臨床現場での推奨に足るかどうかが不明でした。
【結果】
43試験(8406人)のメタ解析の結果、ビタミンD補充は出生体重を平均58.33g増加させ(95%CI 18.88g〜97.78g)、在胎期間に比し小さい児のリスクを0.60に減少させました(95%CI 0.40〜0.90)。早産には影響なく、3歳までの喘鳴リスクを0.81に減少させました(95%CI 0.67〜0.98)。
【臨床へのインパクト】
妊娠中のビタミンD補充は、出生体重増加や喘鳴リスク軽減の可能性を示唆するものの、現時点の試験は小規模で質の低いものが多く、結果の頑健性に課題があります。今回のレビューでは、臨床や政策提言を導くにはエビデンスが不十分と結論されており、日本の臨床現場でルーチンに推奨する段階には至っていません。今後の大規模かつ高品質な試験の結果が待たれます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。
