中強度運動プログラム、高齢者のフレイル予防効果は示されず、運動による移動機能障害抑制効果はフレイル有無で差なし
【背景】
高齢者のフレイル予防に身体活動が有効というエビデンスは限られており、大規模長期RCTのデータが不足していた。本研究は、長期の構造化された中強度身体活動プログラムのフレイル予防効果を検証した。
【結果】
24ヶ月の追跡で、身体活動群と健康教育群のフレイル発症リスクに有意差はなかった(調整有病率差 -0.021 [95% CI, -0.049 to 0.007])。ただし、SOF指数3項目中「椅子からの立ち上がり困難」は身体活動群で改善した(調整有病率差 -0.050 [CI, -0.081 to -0.020])。ベースラインのフレイル状態は、運動による主要移動機能障害(MMD)発症抑制効果に影響しなかった(交互作用P=0.91)。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、座りがちな高齢者に対する2年間の構造化された中強度身体活動プログラムが、フレイル全体のリスクを低減しない可能性を示唆する。フレイル予防を目的とした身体活動介入の有効性については、さらなる検討が必要である。ただし、運動による主要移動機能障害の抑制効果はフレイルの有無に関わらず得られるため、高齢者への運動推奨は引き続き重要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

