生体腎ドナーの長期健康リスク:ESRD・子癇前症のリスクは上昇するが絶対リスクは低い

📚 掲載誌:Ann Intern Med | 掲載日:2018-02-20 | DOI:10.7326/M17-1235

📄 原題:Mid- and Long-Term Health Risks in Living Kidney Donors: A Systematic Review and Meta-analysis.

🔗 PubMed:PMID: 29379948

【背景】

生体腎ドナーの長期的な健康リスクについては、これまで不明な点が多かった。本研究は、成人ドナーにおける中長期的な健康リスクに関するエビデンスをシステマティックレビューとメタアナリシスで要約することを目的とした。

【結果】

生体腎ドナーは非ドナーと比較して、全死亡、心血管疾患、高血圧、2型糖尿病、精神心理的健康アウトカムのリスク増加は認められなかった。ただし、末期腎不全(ESRD)のリスクは相対リスク8.83(95%CI 1.02-20.93)と高く、女性ドナーでは子癇前症のリスクも相対リスク2.12(95%CI 1.06-4.27)と高かった。しかし、これらの絶対リスクはESRDが0.5件/1000人年、子癇前症が5.9件/100妊娠と低かった。

【臨床へのインパクト】

生体腎ドナー候補者へのインフォームドコンセントにおいて、ESRDや女性ドナーの子癇前症リスク上昇を説明しつつも、その絶対リスクが低いことを明確に伝えることができる。また、全死亡や主要な慢性疾患(2型糖尿病など)のリスクは非ドナーと変わらないため、ドナーの長期的な健康への過度な懸念を払拭し、より客観的な情報提供が可能となる。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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