NGM282がNASH患者の肝脂肪量を迅速かつ有意に減少、FDA未承認の治療薬への期待

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2018-03-24 | DOI:10.1016/S0140-6736(18)30474-4

📄 原題:NGM282 for treatment of non-alcoholic steatohepatitis: a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 2 trial.

🔗 PubMed:PMID: 29519502

【背景】

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、肝脂肪沈着、炎症、肝細胞傷害を特徴とする慢性肝疾患であり、FDA承認の治療薬は存在しない。FGF19は胆汁酸合成と血糖恒常性を調節するホルモンであり、FGF19アナログであるNGM282のNASH治療における安全性と有効性が検討された。

【結果】

12週時点で、NGM282 3mg群の74%(20/27例)と6mg群の79%(22/28例)が肝脂肪量の5%以上の減少を達成した(プラセボ群は7%)。これはプラセボ群と比較して有意な効果(相対リスク 3mg群 10.0 [95% CI 2.6-38.7]、6mg群 11.4 [3.0-43.8]、いずれもp<0.0001)を示した。有害事象は注射部位反応、下痢、腹痛、悪心が多く、ほとんどがグレード1であった。

【臨床へのインパクト】

NGM282はNASH患者において、迅速かつ有意な肝脂肪量減少を示し、安全性プロファイルも許容範囲であった。現在NASHに対するFDA承認薬がない状況で、本薬剤が新たな治療選択肢となる可能性を示唆する。ただし、本研究は第2相試験であり、今後の大規模な第3相試験で長期的な有効性や安全性、組織学的改善が確認されれば、日本のNASH診療ガイドラインや治療フローに大きな影響を与える可能性がある。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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