市中在住の健常成人における骨折予防、ビタミンD・カルシウム単独・併用補充は有効か
【背景】
骨粗鬆症性骨折は、罹患率と死亡率に大きく影響する。市中在住の健常成人に対するビタミンD、カルシウム、またはその両方の補充が、骨折の一次予防に有効であるか、また有害事象はないか、エビデンスを更新し米国予防医療専門委員会に情報提供することを目的とした。
【結果】
50歳以上の成人51,419人を対象とした11件のRCTを解析した。ビタミンD単独補充は全骨折発生率を減少させた(1 RCT; ARD -2.26% [95% CI -4.53% to 0.00%])が、股関節骨折には有意な関連はなかった。ビタミンDとカルシウムの併用補充は、全骨折または股関節骨折の発生率に影響しなかった。併用補充は腎結石の発生率増加と関連した(3 RCTs; ARD 0.33% [95% CI 0.06% to 0.60%])。
【臨床へのインパクト】
既知のビタミンD欠乏症、骨粗鬆症、または既往骨折のない市中在住の健常成人において、ビタミンD単独またはカルシウムとの併用補充は骨折発生率の減少と関連しなかった。特に、ビタミンDとカルシウムの併用補充は腎結石のリスク増加と関連するため、これらの患者群への安易な骨折予防目的での補充は推奨されない可能性が高い。現行の診療ガイドラインや処方慣行を見直す必要性を示唆する。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

