新生児非緊急挿管時の鎮静薬、プロポフォール単独と筋弛緩薬併用で低酸素血症に差はなし
【背景】
新生児の非緊急挿管前には、プロポフォール単独か、合成オピオイドと筋弛緩薬の併用が推奨されているが、両者の比較はこれまで行われていなかった。本研究は、この2つの鎮静法が挿管時の低酸素血症に与える影響を比較することを目的とした。
【結果】
挿管時の遷延性低酸素血症(SpO2 80%未満が60秒以上持続)の発生率は、アトロピン+プロポフォール群で59.6%、アトロピン+アトラクリウム+スフェンタニル群で65.9%であり、有意差は認められなかった(調整RD -6.4; 95% CI -21.0 to 8.1; P=0.38)。プロポフォール群は処置時間が長く、鎮静の質は劣るが、呼吸回復時間と四肢運動回復時間は短かった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、新生児の非緊急挿管において、プロポフォール単独と筋弛緩薬併用で遷延性低酸素血症の発生率に有意差がないことを示唆している。ただし、本研究は検出力不足の可能性があり、今後のさらなる研究が必要である。現時点では、どちらの鎮静法を選択するかは、処置時間、鎮静の質、回復時間などの二次アウトカムや各施設の慣習、薬剤の利用可能性を考慮して判断することになるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

