外科医の成績公開は大腸がん手術の患者選択やデータ改ざんに影響せず、死亡率低下と関連
【背景】
英国では2013年6月から、大腸がん選択的切除術における外科医ごとの術後90日死亡率が公開されるようになりました。この成績公開が、外科医のリスク回避的な診療行動や、データ改ざん、そして術後90日死亡率にどのような影響を与えたのかを検証する目的で本研究が行われました。
【結果】
成績公開後も、大腸がん患者の主要切除術施行割合(公開前63.3% vs 公開後63.2%, p=0.8)や選択的切除術の割合(公開前84.5% vs 公開後84.4%, p=0.5)に変化はありませんでした。予測90日死亡率も変化なし(2.7% vs 2.7%, p=0.3)でしたが、実測90日死亡率は有意に低下しました(公開前2.8% vs 公開後2.1%, p=0.03)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、外科医の成績公開が大腸がん手術におけるリスク回避的な患者選択やデータ改ざんには繋がらないことを示唆しています。むしろ、成績公開の導入と同時に術後90日死亡率が有意に低下したことは、外科医の成績公開が医療の質の向上に寄与する可能性を示唆しており、日本においても同様の制度導入を検討する際の重要なエビデンスとなり得ます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

