米国における献血スクリーニングでのジカウイルス検査、費用対効果は低い
【背景】
ジカウイルス感染症の重篤な臨床転帰、無症候性帰国者の多さ、輸血感染報告を受け、FDAは2016年に輸血感染リスク低減のため個々の献血ユニットに対する核酸検査を推奨した。本研究は、米国赤十字社が実施したジカウイルスRNAスクリーニングの費用対効果を評価した。
【結果】
432万件超の献血をスクリーニングし、9件がジカウイルス陽性と確定された(陽性確定率1:480,654)。陽性適中率は5.6%、特異度は99.997%だった。蚊媒介感染8件を特定するための個々の核酸検査費用は、1件あたり530万ドルと算出された。
【臨床へのインパクト】
米国でのジカウイルス献血スクリーニングは費用対効果が低く、陽性確定率も極めて低いことが示された。日本においても、ジカウイルス流行状況や献血者背景は異なるものの、同様のスクリーニング導入を検討する際には、この費用対効果の低さを考慮する必要がある。特に、無症候性感染者の検出が主な目的となるため、検査の感度と特異度、そして経済的負担のバランスが重要となる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

