中等度までの認知症患者に対する中〜高強度運動介入、認知機能低下を抑制せず

📚 掲載誌:BMJ | 掲載日:2018-05-16 | DOI:10.1136/bmj.k1675

📄 原題:Dementia And Physical Activity (DAPA) trial of moderate to high intensity exercise training for people with dementia: randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 29769247

【背景】

軽度から中等度の認知症患者において、中〜高強度の有酸素運動と筋力トレーニングが認知機能低下を遅らせるか、他の臨床アウトカムを改善するかは不明でした。本研究は、その効果を推定することを目的に実施されました。

【結果】

運動群(329人)と通常ケア群(165人)の計494人を対象に12ヶ月追跡しました。主要評価項目である12ヶ月時点のADAS-cogスコアは、運動群で25.2、通常ケア群で23.8と、運動群で有意に悪化しました(調整群間差 -1.4、95%CI -2.6〜-0.2、P=0.03)。ただし、この差は小さく、臨床的意義は不明です。

【臨床へのインパクト】

本研究の結果から、軽度から中等度の認知症患者に対する中〜高強度の運動プログラムは、認知機能低下を遅らせる効果はないことが示唆されました。運動は身体能力を改善するものの、ADLや神経精神症状、QOLなどの他の臨床アウトカムに顕著な改善は見られませんでした。認知症患者への運動指導の際には、認知機能改善を主たる目的としないこと、また、その効果について過度な期待を抱かせないよう、患者や家族に適切に説明する必要があるでしょう。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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