脳出血超急性期トラネキサム酸静注、90日後機能予後はプラセボと差なし
【背景】
トラネキサム酸は外傷や産後出血による死亡を予防するが、脳出血患者の血腫拡大抑制や予後改善効果は不明だった。本研究は、脳出血患者におけるトラネキサム酸の有効性を検証した。
【結果】
90日後の機能予後(modified Rankin Scale)は、トラネキサム酸群とプラセボ群で有意差なし(調整オッズ比 0.88, 95% CI 0.76-1.03, p=0.11)。7日目までの死亡はトラネキサム酸群で少なかったが(9% vs 11%, 調整オッズ比 0.73, 95% CI 0.53-0.99, p=0.0406)、90日時点の死亡率に差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究では、脳出血超急性期におけるトラネキサム酸投与が、90日後の機能予後を改善しないことが示唆された。早期死亡の減少は認められたものの、長期的な予後改善には至らなかったため、現時点ではルーチンでの使用推奨には至らない。さらなる大規模試験で臨床的意義のある効果が確認されるまでは、治療方針の変更は慎重であるべきだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

