ICUの家族支援介入、代理意思決定者の心理的負担は軽減せずも、コミュニケーションとICU滞在期間を改善

📚 掲載誌:N Engl J Med | 掲載日:2018-06-21 | DOI:10.1056/NEJMoa1802637

📄 原題:A Randomized Trial of a Family-Support Intervention in Intensive Care Units.

🔗 PubMed:PMID: 29791247

【背景】

重症患者の代理意思決定者は、治療方針決定に際し心理的苦痛を抱え、患者の希望に沿わない治療につながる可能性があります。本研究は、多職種による家族支援介入が代理意思決定者の心理的負担やケアの質に与える影響を評価しました。

【結果】

介入群と対照群で、代理意思決定者の6ヶ月時点のHADSスコア(11.7 vs 12.0; β係数 -0.34; 95%CI -1.67〜0.99; P=0.61)およびIESスコアに有意差はありませんでした。しかし、QOCスコア(69.1 vs 62.7; β係数 6.39; 95%CI 2.57〜10.20; P=0.001)と修正PPPCスコア(1.7 vs 1.8; β係数 -0.15; 95%CI -0.26〜-0.04; P=0.006)は介入群で有意に良好でした。ICU滞在期間も介入群で有意に短縮しました(6.7日 vs 7.4日; IR比 0.90; 95%CI 0.81〜1.00; P=0.045)。

【臨床へのインパクト】

本研究は、ICUでの多職種による家族支援介入が、代理意思決定者の不安や抑うつといった心理的症状の軽減には直接寄与しないものの、医療者と家族間のコミュニケーションの質と患者中心性の向上、さらにはICU滞在期間の短縮に貢献する可能性を示唆しています。日本のICUにおいても、家族支援の導入は、患者・家族満足度向上と医療資源の効率化に繋がる可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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