大腸癌ステージII/III術後、CT・CEA高頻度フォローアップは生存率を改善しない
【背景】
大腸癌の根治術後、集中的なフォローアップは一般的だが、生存利益の明確なエビデンスは不足している。本研究は、ステージII/III大腸癌患者において、CTとCEA検査のフォローアップ頻度が全死亡率と大腸癌特異的死亡率に与える影響を検証した。
【結果】
高頻度フォローアップ群(CT・CEAを6, 12, 18, 24, 36ヶ月)と低頻度群(12, 36ヶ月)で比較した。5年全死亡率は高頻度群13.0%に対し低頻度群14.1%(リスク差 1.1%, 95%CI -1.6%~3.8%, P=0.43)。5年大腸癌特異的死亡率は高頻度群10.6%に対し低頻度群11.4%(リスク差 0.8%, 95%CI -1.7%~3.3%, P=0.52)であり、有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、ステージII/III大腸癌患者において、CTとCEAによる術後フォローアップ検査をより高頻度に行っても、5年全死亡率および大腸癌特異的死亡率の有意な改善にはつながらないことを示唆する。現状の日本の診療ガイドラインにおけるフォローアップ頻度を見直すきっかけとなり、患者の負担軽減や医療資源の最適化に貢献する可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

