心臓手術時の左心耳閉鎖術、脳卒中と死亡リスクを低減する可能性
【背景】
心臓手術時に左心耳閉鎖術(LAAO)を併用することがあるが、脳卒中リスクに対する長期的な影響は不明であった。また、術後心房細動(AF)発生との関連も示唆されており、その評価が求められていた。
【結果】
心臓手術を受けた75,782人の患者を解析。プロペンシティスコアマッチング後の8,590人では、LAAO群で脳卒中リスクが有意に低く(HR 0.73, 95%CI 0.56-0.96)、全死亡リスクも低かった(HR 0.71, 95%CI 0.60-0.84)。ただし、AF関連の外来受診・入院は増加した。
【臨床へのインパクト】
本研究は、心臓手術時のLAAOが脳卒中および全死亡リスクの低減と関連することを示唆する。特に心房細動の既往がある患者でその効果が顕著であった。ただし、術後のAF関連受診・入院が増加する点には留意が必要である。今後の無作為化比較試験で、LAAOの役割がより明確になれば、日本の心臓外科手術における標準的な手技として導入される可能性も考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

