非重度脳梗塞におけるアルテプラーゼとアスピリンの機能的転帰比較:PRISMS試験
【背景】
急性期脳梗塞患者の半数以上は軽度神経脱落症状(NIHSS 0-5)を呈する。これまでのアルテプラーゼ大規模試験では、明らかな機能障害を伴わない軽症患者は十分に組み入れられておらず、その有効性と安全性は不明だった。
【結果】
軽度非機能障害性急性虚血性脳卒中患者313名を対象とした。90日時点での良好な機能的転帰(mRS 0-1)は、アルテプラーゼ群78.2%に対しアスピリン群81.5%で、調整リスク差は-1.1%(95%CI -9.4%〜7.3%)と有意差はなかった。症候性頭蓋内出血はアルテプラーゼ群3.2%に対しアスピリン群0%だった。
【臨床へのインパクト】
本研究は早期中止されたため、軽度非機能障害性急性虚血性脳卒中患者に対するアルテプラーゼの有効性について決定的な結論は得られない。しかし、アスピリンに対する優位性は示されず、症候性頭蓋内出血のリスク増加が示唆された。現状では、明らかな機能障害のない軽症脳梗塞患者へのアルテプラーゼ投与を積極的に推奨する根拠にはならないだろう。さらなる研究が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

