都市部の短時間搬送外傷患者における病院前血漿輸液、28日死亡率に改善なし
【背景】
外傷性出血性ショックに対する止血蘇生において血漿は重要だが、投与タイミングは議論がある。米国防総省は凍結乾燥血漿の承認を見込み、病院前血漿投与の臨床試験を支援した。本研究は、都市部のレベル1外傷センターへの短時間搬送患者での病院前血漿輸液の有効性を検討した。
【結果】
125名の出血性ショック患者(血漿群65名、生理食塩水群60名)を解析した。両群の28日死亡率に有意差はなかった(血漿群15% vs 生理食塩水群10%, p=0.37)。搬送時間は血漿群中央値19分、生理食塩水群16分と短く、安全性や有害事象にも有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
都市部のレベル1外傷センターへ短時間で搬送される出血性ショック患者に対し、病院前血漿輸液は生存率の改善に寄与しない可能性が示唆された。搬送時間が長い環境では有益な場合もあるかもしれないが、都市部での費用対効果は低いと推測される。日本の救急医療現場における病院前輸液戦略を見直す一助となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

