モザイクHIV-1ワクチン、ヒトとサルで同等の免疫応答とサルでの有意な感染防御効果

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2018-07-21 | DOI:10.1016/S0140-6736(18)31364-3

📄 原題:Evaluation of a mosaic HIV-1 vaccine in a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 1/2a clinical trial (APPROACH) and in rhesus monkeys (NHP 13-19).

🔗 PubMed:PMID: 30047376

【背景】

2016年には世界で180万件以上の新規HIV-1感染が診断され、認可された予防ワクチンは存在しません。これまでの課題は、臨床試験と前臨床研究の直接的な比較が不足していたことです。本研究は、ヒトとアカゲザルでモザイクアデノウイルス血清型26(Ad26)ベースのHIV-1ワクチン候補を並行して評価し、最適なワクチンレジメンを特定することを目的としました。

【結果】

APPROACH試験では393人がワクチンまたはプラセボを接種し、全てのワクチンレジメンは良好な安全性と忍容性を示しました。最も免疫原性が高かったのは、Ad26/Ad26と高用量gp140ブーストの組み合わせで、52週時点でEnv特異的結合抗体応答100%、抗体依存性細胞貪食応答80%、50週時点でT細胞応答83%を誘発しました。アカゲザルでは、このレジメンがSHIV-SF162P3感染に対して67%の防御効果を示しました(p=0.007)。

【臨床へのインパクト】

本研究で示されたモザイクAd26/Ad26とgp140 HIV-1ワクチンのヒトとアカゲザルにおける堅牢な免疫応答、およびアカゲザルでの有意なSHIV感染防御効果は、将来のHIV-1ワクチン開発に大きな希望をもたらします。現在、このワクチンコンセプトはサハラ以南アフリカで第2b相臨床有効性試験が進行中であり、成功すれば、HIV-1感染予防のための新たな選択肢として、日本の臨床現場にも影響を与える可能性があります。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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