糖尿病患者へのオメガ3脂肪酸補充、心血管イベント抑制効果なし
【背景】
観察研究でオメガ3脂肪酸摂取と心血管疾患リスク低下の関連が示唆されてきたが、ランダム化比較試験での確認は不十分であった。糖尿病患者におけるオメガ3脂肪酸補充の心血管ベネフィットは不明であったため、本研究が実施された。
【結果】
糖尿病患者15,480名を対象に平均7.4年間追跡した結果、主要アウトカムである初回重篤血管イベント発生率は、オメガ3脂肪酸群8.9%に対しプラセボ群9.2%であり、有意差は認められなかった(rate ratio, 0.97; 95% CI, 0.87 to 1.08; P=0.55)。
【臨床へのインパクト】
本研究は、心血管疾患既往のない糖尿病患者に対するオメガ3脂肪酸補充が、重篤な血管イベントの予防に寄与しないことを示唆する。現状、心血管疾患予防目的でオメガ3脂肪酸をルーチンで処方する根拠は乏しく、診療ガイドラインの見直しや処方習慣への影響が考えられる。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

