冠動脈周囲脂肪CT値による心血管リスク予測、新たな冠動脈炎症バイオマーカーの有用性
【背景】
冠動脈周囲の脂肪組織(perivascular fat)のCT値変化(FAI)が冠動脈炎症を反映するとされる。このFAIが、患者の予後予測にどの程度有用であるかは不明だったため、本研究でその臨床的意義を検証した。
【結果】
冠動脈周囲脂肪減衰指数(FAI)が高い患者は、全死亡および心臓死のリスクが高かった。特に、右冠動脈周囲のFAIが-70.1 HU以上の場合、心臓死のハザード比は、導出コホートで9.04(95%CI 3.35-24.40)、検証コホートで5.62(95%CI 2.90-10.88)と有意に高かった。
【臨床へのインパクト】
冠動脈CT angiography(CTA)で測定される冠動脈周囲脂肪減衰指数(FAI)は、従来の評価に加えて心血管リスク予測と再層別化を向上させる。FAIが-70.1 HU以上の患者は心臓死リスクが高く、早期の一次予防や集中的な二次予防介入の対象患者を特定する新たな指標となり、診療フローに影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

