健康高齢者へのアスピリン一次予防、全死亡増と癌死増加の可能性
【背景】
健康な高齢者に対するアスピリンの一次予防効果は明確でなく、先行研究ASPREEの主要評価項目では、アスピリンの障害フリー生存への恩恵は認められませんでした。本研究では、全死因死亡への影響を詳細に検討しました。
【結果】
全死因死亡リスクはアスピリン群で1000人年あたり12.7件、プラセボ群で11.1件と、アスピリン群で有意に高値でした(ハザード比1.14、95%CI 1.01-1.29)。この死亡増加は主に癌関連死によるもので、癌関連死のハザード比は1.31(95%CI 1.10-1.56)でした。
【臨床へのインパクト】
本研究は、心血管疾患や認知症、身体障害のない健康な高齢者へのアスピリンの一次予防が、全死因死亡を増加させ、特に癌関連死が関与する可能性を示唆します。既存のガイドラインや臨床現場でのアスピリン一次予防の適用について、再評価の必要性を示唆する結果であり、慎重な判断が求められます。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

