妊婦の細菌性腟症に対する早期クリンダマイシン治療、流早産予防効果なし
【背景】
妊娠中の細菌性腟症は、早産のリスク因子として知られています。これまで、細菌性腟症の治療が、遅発流産や超早産といった周産期予後不良の改善につながるかについては、明確なエビデンスが不足していました。本研究は、低リスク妊婦における細菌性腟症の治療が、これらのアウトカムを減少させるかを検証することを目的としました。
【結果】
低リスク妊婦2869例において、クリンダマイシン治療群(1904例)とプラセボ群(956例)で、遅発流産または超早産を合わせた主要アウトカムの発生率に有意差はありませんでした(クリンダマイシン群1.2% vs プラセボ群1.0%、相対リスク1.10、95%CI 0.53-2.32、p=0.82)。クリンダマイシン群では下痢や腹痛などの有害事象がプラセボ群より多く認められました。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、低リスク妊婦に対する細菌性腟症の系統的スクリーニングとそれに続く抗生物質治療が、遅発流産や超早産の予防には寄与しないことを示唆しています。この結果は、現在の日本の臨床現場における細菌性腟症に対する治療方針、特に早産予防を目的とした抗生物質の使用について再考を促す可能性があります。不必要な抗生物質の使用を避ける上で重要な知見となるでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

