集中治療中の人工呼吸患者、高カロリー経腸栄養は生存率を改善しない
【背景】
集中治療中の患者に対する栄養供給の至適カロリー量は不明であり、多くの患者は推奨量を下回る栄養しか受けていない。本研究は、人工呼吸中の患者において、高カロリー経腸栄養がルーチン経腸栄養と比較して90日死亡率に与える影響を評価した。
【結果】
高カロリー群(1.5 kcal/mL)とルーチン群(1.0 kcal/mL)で、90日死亡率はそれぞれ26.8%と25.7%であった(相対リスク 1.05、95%CI 0.94-1.16、P=0.41)。高カロリー群はルーチン群より平均601 kcal/日多く摂取したが、生存期間、臓器サポート要否、ICU・病院滞在日数、感染症合併症、有害事象に差はなかった。
【臨床へのインパクト】
本研究の結果は、人工呼吸中の患者において、高カロリー経腸栄養がルーチン経腸栄養と比較して90日生存率を改善しないことを示唆している。この知見は、集中治療室での栄養管理戦略において、単にカロリー量を増やすだけでは予後改善に繋がらない可能性を示しており、日本の臨床現場における経腸栄養の処方方針に影響を与える可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

