ICU患者の消化管出血予防におけるPPI:90日死亡率と臨床イベントはプラセボと同等
【背景】
ICU入室患者ではストレス潰瘍予防が頻繁に行われるが、そのリスクとベネフィットは不明確。本研究は、消化管出血リスクのあるICU患者におけるPPI投与の有効性と安全性を検証した。
【結果】
3298例が登録され、パントプラゾール群1645例、プラセボ群1653例に割り付けられた。90日死亡率はパントプラゾール群31.1%に対しプラセボ群30.4%で有意差なし(RR 1.02, 95%CI 0.91-1.13, P=0.76)。臨床的に重要なイベント発生率も両群で同等だった。
【臨床へのインパクト】
消化管出血リスクのあるICU患者において、パントプラゾールによるストレス潰瘍予防は90日死亡率や主要な臨床イベント(出血、肺炎、CDI、心筋虚血)を改善しないことが示された。本研究結果は、ICU患者へのルーチンなPPI投与の再考を促し、適応の厳格化や投与中止を検討する根拠となる可能性がある。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

