安定型アテローム性動脈硬化症患者における低用量メトトレキサートの心血管イベント抑制効果は認められず
【背景】
炎症がアテローム血栓症の原因となることは知られている。IL-1β阻害薬カナキヌマブは心血管イベントを減少させたが、低用量メトトレキサートでも同様の効果が得られるか、検証する目的で本研究が実施された。
【結果】
2.3年の追跡期間で、メトトレキサート群はプラセボ群と比較してIL-1β、IL-6、CRPレベルを低下させなかった。最終主要評価項目(非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中、心血管死、不安定狭心症による緊急血行再建術のための入院の複合)の発生率は、メトトレキサート群で4.13/100人年、プラセボ群で4.31/100人年であり、ハザード比0.96(95%CI 0.79-1.16)で有意差はなかった。
【臨床へのインパクト】
安定型アテローム性動脈硬化症患者において、低用量メトトレキサートは炎症マーカーを低下させず、心血管イベント抑制効果も認められなかった。肝酵素上昇、白血球減少、ヘマトクリット値低下、非基底細胞皮膚がんの増加といった有害事象も確認されたため、心血管イベント予防目的でのメトトレキサートの投与は推奨されない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

