未熟児の処置時疼痛に対する経口モルヒネ、鎮痛効果なく呼吸抑制リスク
【背景】
未熟児の疼痛は短期・長期に影響を及ぼすが、エビデンスに基づく鎮痛薬が不足し治療は不十分である。人工呼吸器管理下の乳児にはモルヒネが鎮静目的でしばしば用いられるが、鎮痛効果は不明だった。本研究は非人工呼吸器管理下の未熟児における急性処置時疼痛に対する経口モルヒネの有効性と安全性を検証した。
【結果】
31名の未熟児がモルヒネ群(15名)またはプラセボ群(16名)に無作為に割り付けられた。モルヒネ群で深刻な呼吸器系の有害事象が認められ、鎮痛効果も示唆されなかったため、事前に定められた中止基準に達し、試験は中止された。主要評価項目である未熟児疼痛プロファイル改訂版(PIPP-R)スコアは両群で有意差なく、モルヒネ群11.1(SD 3.2)、プラセボ群10.5(SD 3.4)だった(平均差0.5、95%CI -2.0~3.0、p=0.66)。
【臨床へのインパクト】
非人工呼吸器管理下の未熟児に対し、網膜症スクリーニングなどの急性処置時疼痛に対して経口モルヒネ100 μg/kgを投与することは、鎮痛効果がないばかりか、呼吸抑制などの有害事象のリスクがあることが示された。本研究結果は、未熟児の処置時疼痛管理において、経口モルヒネの使用を推奨せず、他の急性疼痛処置での使用を検討する際には細心の注意を払うべきであることを強く示唆している。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

