妊娠前からのカルシウム補充は子癇前症再発予防に有効か:多施設RCT
【背景】
妊娠高血圧症候群による死亡は世界的な課題であり、低所得国では食事性カルシウム不足が子癇前症の有病率上昇に関与している可能性がある。妊娠後半期のカルシウム補充は子癇前症の重篤な合併症を軽減することが知られているが、胎盤形成期における効果は不明であった。
【結果】
妊娠20週を超えて妊娠を継続した参加者において、カルシウム群296人中69人(23%)、プラセボ群283人中82人(29%)が子癇前症を発症した(RR 0.80, 95% CI 0.61-1.06; p=0.121)。服薬遵守率80%以上のサブグループでは、カルシウム群で子癇前症リスクが有意に低下した(RR 0.66, CI 0.44-0.98; p=0.037)。
【臨床へのインパクト】
本研究では、子癇前症既往のある女性に対する妊娠前からのカルシウム補充が、子癇前症の再発を有意に減らすという主要評価項目は達成されなかった。しかし、服薬遵守率の高い患者では有意な効果が示唆された。大規模な効果を検出するようデザインされたため、小規模から中規模の効果は否定できない。今後の診療ガイドライン改訂にはさらなる検討が必要である。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

