即効性経粘膜フェンタニル製剤のREMS評価、不適切処方防止の課題
【背景】
オピオイド耐性のがん性突破痛にのみ適応される即効性経粘膜フェンタニル製剤(TIRF)は、不適切処方を防ぐため、米国FDAのリスク評価・緩和戦略(REMS)の対象となっている。本研究は、このREMSプログラムの効果を評価することを目的とした。
【結果】
プログラム開始12ヶ月後、薬剤師の7.9%、処方医の11.6%、患者の2.6%がTIRFはオピオイド非耐性患者にも処方可能と誤解していた。60ヶ月時点の請求データでは、TIRF処方患者の34.6%〜55.4%がオピオイド非耐性であった。また、REMSに実質的な変更はほとんどなく、不適切な処方に対する処方医の登録解除も報告されなかった。
【臨床へのインパクト】
TIRF製剤の不適切処方防止を目的としたREMSプログラムは、知識向上には一定の効果があったものの、実際の処方行動の改善には不十分な可能性が示唆された。特に、オピオイド非耐性患者への処方や非がん性慢性疼痛への適応外使用が依然として高率であることが明らかになった。日本においても、高リスク薬に対する同様の規制プログラムを導入する際には、知識評価だけでなく、実際の処方行動のモニタリングと、不適切使用に対する具体的な介入策の強化が重要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

