原発閉塞隅角症疑い患者へのレーザー虹彩切開術、予防効果は限定的、広範な適用は推奨せず

📚 掲載誌:Lancet | 掲載日:2019-04-20 | DOI:10.1016/S0140-6736(18)32607-2

📄 原題:Laser peripheral iridotomy for the prevention of angle closure: a single-centre, randomised controlled trial.

🔗 PubMed:PMID: 30878226

【背景】

原発閉塞隅角緑内障は世界で2000万人を苦しめる疾患である。原発閉塞隅角症疑い(PACS)患者は緑内障発症リスクが高いものの、そのリスクは十分に定量化されていなかった。本研究は、中国人PACS患者におけるレーザー周辺虹彩切開術(LPI)の予防効果と安全性を評価した。

【結果】

72ヶ月の追跡期間中、治療眼における主要評価項目(眼圧上昇、末梢前癒着、急性閉塞隅角発作の複合エンドポイント)の発生率は1000眼年あたり4.19件、未治療眼では7.97件であった(ハザード比0.53; 95% CI 0.30-0.92; p=0.024)。治療眼で19件、未治療眼で36件のイベントが発生し、対比較で有意差が認められた(p=0.0041)。重篤な有害事象は認められなかった。

【臨床へのインパクト】

地域スクリーニングで特定されたPACS患者における閉塞隅角症の発生率は非常に低かった。LPIには軽度ながら有意な予防効果が認められたものの、視力に直ちに影響を及ぼさない低頻度なアウトカムであることを考慮すると、その便益は限定的である。したがって、PACS患者に対する広範な予防的LPIは推奨されない。日本の臨床現場においても、LPIの適用はより慎重に検討されるべきである。

本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

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