慢性疲労症候群へのB細胞除去療法、リツキシマブの効果はプラセボと同等
【背景】
過去の第2相試験で慢性疲労症候群(ME/CFS)に対するB細胞除去療法の有効性が示唆されていた。この大規模な第3相試験では、抗CD20抗体であるリツキシマブのME/CFS患者への効果をプラセボと比較し、有効性を検証した。
【結果】
リツキシマブ群とプラセボ群で、主要評価項目である24ヶ月間の疲労スコアの全体的な反応率に有意差はなかった。プラセボ群の反応率は35.1%に対し、リツキシマブ群は26.0%であり、差は9.2%ポイント(95%CI、-5.5~23.3%ポイント、p=0.22)だった。副次評価項目でも有意差は認められなかった。
【臨床へのインパクト】
この結果は、ME/CFS患者に対するリツキシマブによるB細胞除去療法が、臨床的な改善をもたらさないことを明確に示している。したがって、ME/CFSの標準治療としてリツキシマブを推奨することはできず、現時点での日本の臨床現場において、ME/CFSに対するリツキシマブの処方を検討する必要はない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

