適度な飲酒の脳卒中予防効果は非因果的、飲酒は血圧と脳卒中リスクを上昇させる
【背景】
多くの研究で適度な飲酒は心血管リスク低減と関連するが、因果関係は不明だった。東アジアに多いアルコール代謝関連遺伝子多型を利用し、飲酒と心血管疾患の因果関係を中国の大規模コホートで検証した。
【結果】
男性では自己申告の飲酒量と脳卒中・心筋梗塞リスクはU字型関連を示したが、遺伝子予測飲酒量ではU字型関連は認められなかった。遺伝子予測飲酒量は脳出血リスクを1.58倍(95%CI 1.36-1.84)、虚血性脳卒中リスクを1.27倍(1.13-1.43)上昇させた。心筋梗塞との関連は有意でなかった。
【臨床へのインパクト】
適度な飲酒が脳卒中を予防するという従来の認識は、因果関係ではない可能性が高い。飲酒は血圧を上昇させ、脳卒中リスクを増加させるという本研究結果は、患者への飲酒指導において、飲酒量を減らすことの重要性をより強調する必要があることを示唆する。特に脳出血リスクの高い患者には禁酒を強く推奨すべきかもしれない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

