消化器癌術後患者へのビタミンD補充、再発抑制効果は限定的か
【背景】
消化器癌患者の二次予防におけるビタミンD補充の有効性は観察研究で示唆されていたが、ランダム化比較試験での検証が不足していた。本研究は、術後ビタミンD補充が消化器癌患者の生存率を改善するかを検証した。
【結果】
ビタミンD補充群(2000 IU/日)とプラセボ群で、5年再発フリー生存率はそれぞれ77% vs 69%(HR 0.76; 95% CI, 0.50-1.14; P=0.18)と有意差なし。ただし、ベースライン25(OH)D値が20〜40 ng/mLのサブグループでは、ビタミンD群の5年再発フリー生存率が85% vs 71%(HR 0.46; 95% CI, 0.24-0.86; P=0.02)と有意に改善した。
【臨床へのインパクト】
消化器癌術後患者全体に対するビタミンD補充は、現時点では再発フリー生存率の有意な改善には繋がらない。しかし、ベースラインの血清25(OH)D値が20〜40 ng/mLの患者層では再発抑制効果が示唆されたため、この層に限定した補充の意義について、今後のさらなる検討が必要となる可能性がある。現時点での全例へのルーティン補充は推奨されない。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

