電子カルテの同時表示患者数制限、誤患者オーダーエラー減少効果なし
【背景】
米国では電子カルテの同時表示患者数を1名に制限することが推奨されているが、そのエビデンスは不足している。本研究は、同時表示患者数制限が誤患者オーダーエラーのリスクに与える影響を評価した。
【結果】
3356名の臨床医を対象とした無作為化比較試験の結果、同時表示患者数を1名に制限した群と4名まで許可した群で、誤患者オーダーセッションの発生率に有意差はなかった(10万オーダーセッションあたり90.7 vs 88.0、オッズ比1.03、95%CI 0.90-1.20、P=0.60)。
【臨床へのインパクト】
電子カルテの同時表示患者数を1名に制限する戦略は、誤患者オーダーエラーの減少には寄与しない可能性が示唆された。ただし、同時表示を制限しない群でも、多くのオーダーは1名の患者記録のみを開いて行われていたため、この結果は同時表示数の削減がエラー減少に繋がるかを明確には示していない。日本の電子カルテ運用においても、同時表示数制限の導入を検討する際には、その効果について慎重な評価が必要となるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

