トラマドールは他短時間作用型オピオイドと比較し長期使用リスクは同等かやや高め
【背景】
トラマドールは他の短時間作用型オピオイドと比較して、急性疼痛エピソード後の長期オピオイド使用リスクが低いと考えられてきた。しかし、そのリスクを直接比較した大規模なデータは不足しており、実態を明らかにする必要があった。
【結果】
術後トラマドール単独処方患者は、他の短時間作用型オピオイド処方患者と比較して、長期オピオイド使用のリスクが同等かやや高かった。特に、持続的オピオイド使用のリスクは47%増加し(調整済み発生率比 1.25-1.69; リスク差 0.5パーセントポイント; P<0.001)、CONSORT定義による慢性オピオイド使用エピソードのリスクは41%増加した(1.08-1.75; 0.2パーセントポイント; P=0.013)。
【臨床へのインパクト】
本研究結果は、トラマドールが他の短時間作用型オピオイドと比較して、長期オピオイド使用のリスクが低いという認識を見直すきっかけとなる。日本の臨床現場においても、急性疼痛に対するトラマドール処方に際しては、他のオピオイドと同様に慎重な姿勢が求められる。処方医は、トラマドールを安易な選択肢とせず、依存リスクを十分に考慮した上で処方判断を行うべきである。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

