ベンラリズマブ、中等症〜最重症COPD患者の増悪予防効果なし
【背景】
IL-5受容体α抗体ベンラリズマブの中等症〜最重症COPD患者における増悪予防効果と安全性は不明でした。ガイドライン治療にもかかわらず頻回増悪する患者を対象に、その有効性を検証しました。
【結果】
ベースライン好酸球数220/mm3以上の患者において、ベンラリズマブとプラセボの年間COPD増悪率の比は、GALATHEA試験では30mg群0.96 (P=0.65)、100mg群0.83 (P=0.05)でした。TERRANOVA試験では10mg群0.85 (P=0.06)、30mg群1.04 (P=0.66)、100mg群0.93 (P=0.40)でした。いずれの用量でもプラセボと比較して有意な増悪率の低下は認められませんでした。
【臨床へのインパクト】
中等症〜最重症COPDで頻回増悪し、好酸球数220/mm3以上の患者に対して、ベンラリズマブの上乗せは年間COPD増悪率の低下に寄与しないことが示されました。この結果は、COPD患者の増悪予防においてベンラリズマブの適応を検討する際の重要な情報となり、現時点では処方選択肢とはならないでしょう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

