失神患者の心原性失神リスク、臨床所見とEGSYSスコアで評価可能
【背景】
失神の原因は不整脈や構造的心疾患による心原性と、血管迷走神経性や起立性低血圧など多岐にわたる。心原性失神は重篤な疾患が背景にあるため、臨床現場で迅速かつ正確に鑑別することが重要であり、臨床所見の診断精度が注目されていた。
【結果】
4317例を対象とした11の研究を統合。初回失神年齢35歳以上(LR 3.3)、心房細動/粗動の既往(LR 7.3)、重症構造的心疾患の既往(LR 3.3-4.8)は心原性失神の可能性を高めた。失神中のチアノーゼもリスク上昇(LR 6.2)。一方、気分変化、寒気、頭痛などの前駆症状や、失神後の気分変化、行動健忘はリスクを低下させた。EGSYSスコア3点未満は心原性失神のリスク低下(LR 0.12-0.17)と関連した。
【臨床へのインパクト】
本レビューは、失神患者における心原性失神の診断において、特定の臨床所見やEGSYSスコアが有用であることを示唆している。特に、初回失神年齢、不整脈や構造的心疾患の既往、失神中のチアノーゼといった項目は、心原性失神を疑う上で重要な手がかりとなる。これにより、日本の臨床医は、限られた情報の中でも、心原性失神のリスクをより正確に層別化し、適切な検査や治療介入の要否を判断する一助とすることができるだろう。
本記事は AI(Gemini)が PubMed 上の英語 Abstract を要約したものです。臨床判断には必ず原著をご確認ください。

